それから、学校に来た朱里は、別人のように変わった。
でも別に、私と奏太が別れたことにかんして、そこまで触れてこなかった朱里。
だから、私もそこまで触れない。
いつものように廊下で話してると、田中くんがほかの男子とこっちに向かって歩いてくる。
朱里の隣には、常に男子。
私は、その姿をじーっと見て視線を逸らすだけ
「え~っ? じゃあどこに行こっかぁ~?」
前とは違う甘ったれた声。
変わってしまった朱里の姿を見て、田中くんはすごく驚いた顔をしていた。
「……染谷、さん……」
田中くんが朱里のことを見て言うと、朱里は可愛らしい声で振り向く。
そして、顔を見るなり目を見開いた。



