そして、午前の授業を終えて、お昼になった。
私たちは、早くご飯を食べ終えて、2人でいつもの階段に行った。
「で、話って~?」
朱里は目を、キラキラ輝かせながら私に問いかける。
「……なんか、さぁ~」
そういって私は、昨日の出来事を話した。
小さな声で、ゆっくりと、話した。
「………えっ、?」
話し終えると、朱里の口から出てきた言葉。
「怖いって、やっぱり無理だって……っ
付き合ってるのに、好きなのに、そう思った
私は、すごく……っ、おかしい…?」
私は、溢れてくる涙を、手で拭きながら、朱里に抱きついて、そう聞く。



