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それから学校に行っても奏太と目を合わせない。もうまるで他人のように。
｢美月、奏太くんと話さないの～？｣
朱里は普通に話しかけてくる。
｢あー……ちょっと、ね｣
｢何よっ、朱里が聞くから何でも言ってよ～？｣
私の曖昧な答えに、朱里はいつものように笑顔で接してくれる。
その優しさが私は嬉しくて、胸がぎゅうっと熱くなった。
｢お昼……聞いてくれる？｣
ぼそっと呟くと、朱里は満面の笑顔を浮かべた。
｢もちろんっ｣
その笑顔に私もつられて、フフッと笑ってしまう。そしてチャイムとともに席に戻った。
