「えっ、ちょっ……な、なに?」
びっくりしてベッドの上で動いてしまう。
「……なんで? 別にいいじゃん」
奏太のその一言に、私はハッとした。
そうか
付き合ってるんだもん
こーゆーことくらいするよね
覚悟を決めて目をぎゅっと閉じて奏太の手が私のスカートの中に入った瞬間、ゾワッとして、奏太の体をドンッと押してしまった。
「や、やっぱり……むりだって…」
私がそう言うと、奏太はびっくりしたように私のことを上から見ていた。
「……あ、ご、ごめん……
怖くて……それで……っ」
そこまで言ったところで、奏太はため息をついてベッドから離れた。
「……あっそ」
な、なにその言い方……。
私はその言葉にカチンっときて、切なくなって、涙が出てきてしまう。
「……なに、それっ
意味わかんないしっ、最低……」
「別に、付き合ってるんだからいいんじゃねえの?」
私はそれにひどく傷つき、立ち上がって服装を直して唇を噛み締めて奏太を見た。
「……あんたなんか、大嫌い……っ」
そう言って、溢れ出てくる涙を拭きながら私は階段を駆け下りて家を出た。



