リビングのドアから私と奏太はひょこっと顔を出す。
「あら、おかえり。奏太……と美月?」
「おばさんっ、おじゃましますっ」
私がペコリと頭を下げると奏太はズカズカと入っていき、冷蔵庫の前で立ち止まった。
「あー、なんか美月の家お父さん帰り遅いからご飯一緒でいい?」
2つコップを用意して、そこに麦茶を入れる奏太。
「まぁっ!大歓迎よ~
じゃあ今日はオムライスにしましょうっ」
奏太のお母さんは嬉しそうに微笑むと早速キッチンに行き、冷蔵庫を見てる。
奏太はコップを持って私の前を通り過ぎ、階段を登り始めた。
「ちょっ、まってよ……」
私はそんな奏太のあとを追って部屋まで走って行った。



