もう1度、あの恋を









授業も終わり、いつものように奏太と一緒に帰る。普通に手を繋いで歩くのは恥ずかしい。







そして、家の前まで来たところで、私はハッと立ち止まる。






「……あっ、今日お父さん帰り遅いんだった!」





そういえば、朝そう言われた気がする。






材料買うの忘れちゃったしなぁ……







うーんっと考え込む私の肩を叩いて奏太は、自分の家を指さした。







「だったら家で食ってけば?」


「え? いいの、?」


「母さんだったらOK出すだろ」



奏太は、そう言うと門を開けて家の中に入っていく。







私はいつものように、靴を脱ぎ「おじゃましますっ」と言って、足を踏み入れた。