――そして次の日。 ひとりで西棟の部室に向かった。 “コンコン” 扉を叩いて中をのぞくと、最初に来た時と同じように、やっぱり中央のイスに新堂ガイが座っていた。 「吉田結衣さん、待ってたよ」 フカフカそうな大きなイスから立ち上がって、いつもの王子様スマイルのガイ。 中に入って扉を閉めた私は、 “よしっ”と気合いを入れた。 「あのっ!私、実験に参加するつもりありません!今日は断りに来たんです!」 自分でも驚くほど大きな声ではっきりと言えた。