恋愛クラブ

“使用人?”


お手伝いさんってこと?!


「キヌ、何しに来た」


タクは静かな口調だったけど、その声はいつもより低い。


「坊ちゃま、お父様が心配なさっております」


「…戻ってるのか?」


「いえ、まだ日本には戻られておりませぬ」


“キヌ”と呼ばれたお手伝いさんとタクは、しばらくお互いの目をそらさなかった。


小柄で、白髪交じりのグレーの髪。上品な着物姿のキヌさん。


お手伝いさんってこんな感じなんだー…なんてのん気に考えていた。


すると、キヌさんの視線がフッと動きタクの隣の私をとらえた。


「まさか…そんな…サラ様?」