さて、そろそろ行こうかな。 食器を片付け始めて、紗都も気づいたのか、 準備し始めた。 「じゃあ、行こうか」 私の合図で、家を後にした。 家から歩いて10分ぐらいかな。 まあまあな距離だ。 デカイ校舎が目に入った。 ここか…。 ふう…。 一度深呼吸をして、中に入った。 平和に暮らせますように。 と、ささやかな願いを込めて。