「名前」
「へ?」
「アンタの名前」
なんなんだこの人。
手掴んだままで変に緊張するというかなんというか。
急かされるように腕をブンブン振られてあたしは急いで立ち上がった。
「む、村山 栞…です」
あたしがそう言うと透は少し口元を綻ばせた。
え、ちょ、は?
なんであたしの名前聞いて笑うの?
話が、全く掴めないよ。
あたしは意を決して「あ、あの!!」と口を開いた。
「な、なんで殴らないの?」
「??」
「そうっすよ透さん!この女は透さんを殴った女ですよ?!落とし前がどうとかさっき言ってたじゃないっすか!」
近くにいたちょっと地味な不良が透にそう言うと、透は「は?」と眉をひそめたもんだから不良たちは驚いている。
「そういう意味の落とし前ちゃうわ。俺は……」
「ったくめんどくせぇ。お前ら、あの女がどんなもんか試してこいよ」
ブルーアッシュが透の言葉を遮って静かにそう言うと、不良たちは困っていた。
そりゃそうだわ。トップは行けーって言ってるけどNo.2は行くなって言ってんだからね。
でもやっぱりトップの方が偉いから、…ということは?
あたしがその答えまで辿り着いたのと同じ頃、スキンヘッドの拳が飛んできた。
あまりに唐突すぎてびっくりしたけど慌てて後ろに下がったからなんとか攻撃を回避できた。
「へ?」
「アンタの名前」
なんなんだこの人。
手掴んだままで変に緊張するというかなんというか。
急かされるように腕をブンブン振られてあたしは急いで立ち上がった。
「む、村山 栞…です」
あたしがそう言うと透は少し口元を綻ばせた。
え、ちょ、は?
なんであたしの名前聞いて笑うの?
話が、全く掴めないよ。
あたしは意を決して「あ、あの!!」と口を開いた。
「な、なんで殴らないの?」
「??」
「そうっすよ透さん!この女は透さんを殴った女ですよ?!落とし前がどうとかさっき言ってたじゃないっすか!」
近くにいたちょっと地味な不良が透にそう言うと、透は「は?」と眉をひそめたもんだから不良たちは驚いている。
「そういう意味の落とし前ちゃうわ。俺は……」
「ったくめんどくせぇ。お前ら、あの女がどんなもんか試してこいよ」
ブルーアッシュが透の言葉を遮って静かにそう言うと、不良たちは困っていた。
そりゃそうだわ。トップは行けーって言ってるけどNo.2は行くなって言ってんだからね。
でもやっぱりトップの方が偉いから、…ということは?
あたしがその答えまで辿り着いたのと同じ頃、スキンヘッドの拳が飛んできた。
あまりに唐突すぎてびっくりしたけど慌てて後ろに下がったからなんとか攻撃を回避できた。
