闇の中に咲くランの花 Ⅲ

翠side


今は俺と愁と春兎で


乱条の居場所をハッキング中だ



愁「翠、出ましたか?」



翠「まだ出ねぇ…」



クソッ……なんでだ?



俺は世界No.2だぜ?




蘭がロックしない限り外せないはずないのに




春兎「もしかして……

この町区域内で

ハッキングしてるからかな……」



愁「それって


乱条のいるところは

この町じゃないってことですか?」




それはあり得るな……



俺は範囲を広げてハッキングを再開した




翠「なんだ………すぐに出るじゃんか」



愁「じゃあ綾斗に知らせて来ますね」



パタン



翠「ふぅ……」



春兎「ねぇ翠、いつ助けに行くの?」



翠「さぁな

決めるのは流星たちだからな」



春兎「そっか……





ねぇ、翠は蘭のこと好き?」




翠「…………………好きだ


でもこの気持ちは伝えない」



春兎「どうして?」



翠「蘭は優しいからな…

俺が告ったら困るだろ………」



春兎「翠、それって……












怖いからじゃなくて?」



怖い?



翠「何が?」



春兎「振られるのが」



翠「まぁ怖いってのもあるかもな…


でも…困らせたくないってのも嘘じゃない


それに蘭の目に、俺は映ってないんだ」



春兎「はぁ?何言ってるの?」



ガチャ



流星「翠と春兎

助けに行くのは2週間後に決まった



それまでに強化練習するから頼んだぞ」



翠「わかった」



流星「そうそう、春兎

陸兎が呼んでたぞ」



春兎「兄ちゃんが?

わかった………」



春兎はチラッとこっちを見ると


そのまま部屋を出ていった