闇の中に咲くランの花 Ⅲ

蘭side




「ちゅ注文お願いしますっ」






蘭「はーい!



何になさいますか?ご主人様」









「あっ、えっと///


その……」








何もじもじしてんだ?








蘭「ご主人様?どうされましたか?」









「アイスコーヒーを…下さい…」








蘭「アイスコーヒーですね?




かしこまりましたご主人様」










海「蘭、意外と普通だね?」









蘭「うわぁ!



か、海かよ……いきなり話しかけんな…」









海「でも肩叩いてもビックリするでしょ?」








あぁーそれの方がビックリするかもな







海「なんかヤバくなったら言ってね?




フォローするからさ」








蘭「ありがとうな



でも仕事は仕事だ


ちゃんとやれるから心配すんな!」









まぁいきなり真っ暗になったりしたら





しばらく硬直するかもしれんがな









蘭「あっ、アイスコーヒー1つ



注文入りました!」








危うく忘れるところだった






危ない危ない








愁「はいアイスコーヒー出来ましたよ」









蘭「ありがとな」







あれ?







蘭「朔夜はまだ帰って来てないのか?」








翔希「まだ迷路じゃないか…?」







まだ迷路から出てないのか!?







バカだな




私をバカにしたから


迷路の呪いにかかったんだな!






ざまあねぇな!








よしっ!




持っていくとするか!







蘭「お待たせしましたご主人様



アイスコーヒーをお持ちしました」









「あ、ありがとう///」






顔赤いけど大丈夫か?








蘭「ご主人様



風邪には気をつけて下さいね?」










「えっ…?

あ、はい 、ありがとうございます?」









ガラガラ







お!客だ!




うわあー




いかにもチャラそうな2人組〜






でも客だからな






蘭「おかえりなさいませご主人様(ニコッ



席にご案内します」








カタッ








蘭「ご注文は何になさいますか?」








「じゃあコーヒーを二つ」






あれ?意外だ






さっきの人たちみたいに面倒くさくないな







蘭「かしこまりましたご主人様」ニコッ








でもあの制服って



ココと並ぶくらいの不良校じゃなかったか?







まぁ頭のいい不良もいるんだな!









蘭「コーヒー2つ入りました!」








朔夜「コーヒー2つだってよ」









蘭「あっ!朔夜帰ってこられたんだな!」










朔夜「そこまでバカじゃねぇよ!」








でも戻ってくるまでに20分はかかってるよな









プププッ




やっぱり馬鹿じゃないかよ