闇の中に咲くランの花 Ⅲ

もしかして……蘭の彼氏!?



でも蘭に彼氏はいないって!






……ありえないこともないかもな…





俺らの中で告白してないのって




俺、潤、翠、朔夜、瑞希さんだよな…





多分瑞希さんも好きだろうな




見ててわかる





でもその他みんなは告白してんだよな…





俺も言わないと…




伝えられずじまいは嫌だからな…




?「あっ!綾斗だ!」




誰だ?


あれは……蘭たち!





海「列整備?大変だね?」





綾斗「あぁ結構めんどくさい


立ってるだけだけど




それより…蘭、どうしたんだ?」





顔が青ざめていて



今にも倒れそうなくらいフラフラだ






流星「蘭は…ちょっと色々あって……」





海「僕達ね迷路に行ってきたんだ!」





迷路?





綾斗「迷路で何かあったのか?」





翠「ただの迷路じゃなくて


お化け屋敷迷路だったんだよ。




ほら、蘭ってお化けダメだろ?


だからこんなになったってわけだ」





綾斗「なるほどな…蘭、大丈夫か?」





俺は蘭に声をかけた