「疾風様のことですか?」



蘭「ハイ。」



「もしかして疾風様の気がおありで?」




蘭「馬鹿なこと言わないでください。


質問に答えてもらっていいですか?」



「わかる範囲でしたら何でも」



蘭「乱条はいつから組長になったんですか?」



「そうですね……ちょうどお兄様が


お亡くなりになられてからです」



蘭「えっ?乱条にお兄ちゃんが?」



「ハイ。元々お兄様が組長でしたから

その後を継ぐことに……ですが………」



蘭「どうしたんですか?」



「お兄様の死に

なにか引っかかっていたらしくて……」


蘭「失礼かと思うんですけど……

どうゆう理由で亡くなられたのですか?」



「それが





……事故死だったんです…」



蘭「事故死?」



「ハイ。車に乗っていた時に……

ですが詳しいことはよくわかりません……」



蘭「そうですか……」



「このことについての事件資料が

確か本の部屋にあった気がするんですけど…」