一通り見おわって外に出ると、ハルはプリクラを見つけて「ぴーしゅ」と連呼していた。


あまりにひつこいので、一枚だけ撮る事にした。



智君がハルを抱っこして、3人で撮った。



本当の家族みたい…




出来上がったのを見て、ハルは満足そうにしていた。



そして昼ご飯を食べて、帰る事にした。



「これからまた仕事頑張れるわぁ」

運転しながら智君が言った。


『あたしもー!』


「俺ほんま仕事頑張るし…だから…もう少ししたら一緒に住まへんか?」


『えっ?えっ?』


突然の話でビックリした。

「いきなりすぎよなー!
ごめん。…でも考えてみてくれへん?」


『ぅん…わかった。』




そして家に着くと、智君はクラクションを鳴らして帰って行った。



同棲かぁ…――