夏の空の下、となりには、

ミズノアオが大きな声ではなすもんだからなんか、
こう想像とちがいすぎてなんだかもう自分でもよくわかんない気持ちだった。

『ソーダ?こんなオレンジなのに?』

「こういうのは、かくれたところを見るの。
ほら、ちゃんと、さっきまでの水色がある。

だから、ソーダ色」

彼女はふっと切ない顔をした。

「空を見ると、自分がいてもいいんだよって言ってくれるきがするの。誰かがね。

隠れてるところも、ちゃんとある。

隠れてるけど、

もっててもいいんだって思えるの。」


きれいな口から出た声は、やっぱりきれいだった。

この時彼女のいった意味が、まだよくわからなかった。