ドアを開けると、黒いスーツに黒いネクタイをきっちり着付けた男二人が立っていた

「峰しえみ様ですね?突然で申し訳ございません。一緒に来て頂きます。」

ガシッ

「えっ…?うわぁ!」

スーツの男二人がかりで私を抱き上げアパートの階段を降りていく


突然の出来事すぎて頭が回らない…!
いったいなんなの!?

「いや!ねぇ待って何!?全然意味わかんないんですけど!?」

大きな声を出したりバタバタ手足を動かし反抗してみてもビクともしない…

「離して下さい!あなた達何なんですか!私に何のようですか!」

男達は何も答えてくれないまま、
アパートの下に停められた
いかにもって感じの黒塗りの車に私を押し込んだ



もうわけわかんない
朝っぱらから拉致られるとかありえないでしょ…!

何が人生で最高の運勢の日だよ!