部活終わった。 体育館裏に来い。
日が落ちてきた頃、青葉からラインがきた。
いやいや、決闘かよ。 呼び出し方超怖いよ。
「いくか……」
重い体を持ち上げ、体育館に向かう。
あたし、那月先輩と目を合わせられるのかな。
なんて伝えたらいい?
好きでした。
これさえ伝えることができたら、自分に満点あげる。
頑張れ。 頑張れあたし。
「お疲れー」
「おー」
「………」
「………」
体育館で青葉に会った。
なぜか沈黙が流れる。
「那月先輩はもう体育館裏にいるの?」
「ああ」
「そっか。 じゃあ……」
行こうかな、とした足を青葉に止められた。
「お前のこと、好きだってやついるから」
「へ?」
「俺がここで待ってるから、ちゃんと告白、してこいよ」