「それより、大丈夫だから帰れって。あおい」
あおい…?
「ああ、ついでに返しておこうと思ったのよ。これ」
コツンと金属物が置かれる音がした。
あおいって名前…それにこの聞き慣れた声…
はっ!もしかして、担任の清水あおい先生?!
何??先生とあおい先生はどういう関係なの?!
「こんなものもう持っていてもしょうがないから」
もう…?
もしかして、少し前までここで同棲していたの…かな。
「あ、あとそこの本だけ返して」
「そこの…?」
「ベットの」
「ああ…」
考え事をしていたから、先生が動くことを察知できなくて、先生が急に動いたことにびっくりして、
「うっ…」
と声を漏らしてしまった。

