先生のことなんて好きにならない!





食べ終わったころにはなんとか小降りになった雨。


でも、さすがにショーはやっていないし、動物も中に入ってしまっている状況なので今日は帰るしか無さそうだ。



「あ、傘持ってません」



お店を出てから傘がないことに気付き、そう言うと、先生は来ていた上着を脱いで、私に肩からかけてくれた。



「…走るか」



そう言って先に走る先生のあとを追って、出口まで来た。



「ここで待ってて」


「え?」



また走り出す先生。


待っててってことは、ここまで車で来てくれるということだろうか。


やることがイケメン…


ジャケットも借りたし、お返しのために、温かいコーヒーを近くにあった自販機で買った。


私は、ホットのミルクティー。


先生が来てから飲もう。それにしても、持っている手が温かくて気持ち良い。