先生のことなんて好きにならない!





「あ、ちょっとお土産見ても良いですか?」


「ああ。じゃあ、その後にお昼にするか」


「それが良いですね」



ここの動物園のグッズすごく可愛くてついつい買いたくなってしまう。

昔は買って欲しいとよく母親にごねたものだ。



「…かわいい」



しろくまのキーホルダーを見つけた私は、すぐさまそれに一目惚れしてしまった。



「ん?」



近くにいた先生が覗き込んできたので、しろくまのキーホルダーをじゃん!と見せた。



「良いじゃん。んじゃあ、俺はこれだな」



そう言って先生が手に取ったのは、同じキーホルダーの種類の猿だ。



「好きなんですか?」


「いや、七瀬に似てるから」


「え」


「小さくて、うるさいところとか。そっくりだ」


「なんっ…!小さいのは認めますけど、うるさくはないですよ」



ていうか、私に似てるから猿を選ぶって何だ。