先生のことなんて好きにならない!





「何から見て回ります??」



パンフレットを広げ、先生に聞くと、



「七瀬のみたいところからで良いよ」



と優しく…というより、考えるのが面倒だったのだろうか。私に任せてくれた。



「あっ!私、この1時からのイルカショーは絶対見たいです!!」


「へ〜、ここイルカショーなんてあるんだな」


「結構定番ですよ!あとは、順番通りに行きません??」


「それが良いな。その流れだとイルカショーも食事も取りやすいだろ」


「確かに…じゃあ、まずはきりんですね!」



と言って、手前に見えるきりんに向かって走っていくと、思いがけないところでつまづいてしまいゆっくりと転けた。



「…ぶっ」



ゆっくりと転けたことがそんなに面白いのかと聞きたくなるくらいに笑う先生。


ばっと振り返ると、先生は笑いを我慢してとっさに目線をあさっての方向へ向けた。