先生のことなんて好きにならない!






「おかえり〜」


「ただいま!」


「あれ、七瀬…良いことあった?」


「へ?ううん何も?」



うそ…嬉しそうな顔してた?


恥ずかしい…と顔を手で覆い席に着いた。


先生とあってきただけで嬉しそうな顔になっちゃうなんてまずい…いかんいかん。ただ、私は不健康な先生を心配してお弁当を届けただけ!



「危ないところだった…」


「…何が」


「こっちの話」


「なんか最近変だよ?七瀬、大丈夫?」


「だっ大丈夫!」



大丈夫大丈夫。そう心の中でも復唱した。