「先生、好きです」
「うるさい。薬飲んで早く寝ろって。帰る時間には起こすから」
「好きですーって、言わないと不安なんです。付き合ってないからなおさら…それにほら、実習生との件もあったし…」
「あれは俺だって迷惑してたんだよ。あいつわざとかってくらい七瀬の前で変なことするし…」
多分わざとですよ。先生…
とは、言わないけど…
「とりあえず、これから先、卒業するまでまだまだ道は長いですから、先生にずっとこっち見てもらえるように好きですって毎日言いますから」
「いつまで続くんだか。ていうか、それなら、俺の方が心配なんだからな。ただでさえ…」
ただでさえ…?
「ただでさえ何です?」
「早く寝ろ」
おでこの上の濡れたタオルを目まで広げられ、さらに髪をくしゃくしゃにされた。
ひどい。

