くそー! あんな色仕掛けみたいなこと、色気のない高校生の私なんかにできるわけがない。 「なーにしてるの?」 「わっ!びっくりした…なつくんか…」 「ごめんごめん。探偵みたいにこっそりどこかを見てるから気になって」 「あはは…ちょっとね」 何を見てたの?と、なつくんがつい先程までの私と同じように角から覗き込んだ。 何を見てたのかばれるのはまずい? 「…何もないよ?」 「え?あー…えっと、覗きたい気分だったの」 よかった…二人はもう居なくなっていたみたい。