「五分後に起こせってことですかー?」
そう言ってつんと肩を押すと、そのまま先生は仰向けになるように倒れた。
「もう寝てる…」
キョロキョロと辺りを見回すと、先生の持ち込んだものなのか、毛布が出てきた。
それを肩までかぶるようにかけてあげると、気持ちよさそうに眠る先生。
「ほんと、いっつもこんな顔でいれば良いのに」
いつもの眉間のしわが伸び、爽やかで優しい顔つきの先生。
思いつきで眉間に人差し指を当ててみると、ぐぐっとゆっくりしわが寄った。
「これを伸ばすんですよー」
と、左右に人差し指をぐいぐいと押し当てると、眉間のしわが元に戻った。
それが楽しくて、少しの間それを繰り返してみることにした。

