「で、どうする?来てほしくなければ俺から適当な理由付けて来させるのやめるけど」 「…少しの間だけですし、私も今日は緊張してたのかもしれないですから!大丈夫です」 だって、そんな私の理由だけで、先生を困らせたくない。 「そうか」 「はい」 「無理…すんなよ」 「してないですよ!」 そう言って、にっと歯を見せて笑うと、先生もホッとしたような顔で笑った。 そうそう、そんな顔が見たかったのだ。 さようならと言って、手を振ると、片手はポケットに入れたまま、適当に振り返してくれた。