「何がまずいんだ」 「だって、女子生徒とふたりっきりですよ?!」 今度は先生が反応すると、実習生はくるっと先生の方へ体の向きを変え、髪をなびかせそう答えた。 「それの何が…」 「だって、好きになっちゃうと困るじゃないですか」 そう言って先生の腕に触れるように近づく実習生。 「それは、無いので大丈夫です。あの、補習始めてください」 つい、きつくそう返してしまった。 それは無い…なんて、言ったけど、こうして補習を通じて先生のことを好きになった私の図星を突かれたことに動揺して、嘘を言った。