急いで手をどけようとすると、ぱしっと手を掴まれてしまった。 「何したの」 「いや、本当に寝てるのかなーって確認を」 「見惚れてた?」 「ばっそんなわけないでしょ!」 顔を真っ赤にして怒ると、はははと爽やかな笑顔で笑われてしまった。 「補習始めてください!」 手を離してもらった後、そう言ってどかっと席に座ると、 「そう怒るなって」 と言って私をなだめながら、私の前に椅子を持ってきて補習を始めてくれた。