はるから解放された滉一くんは、疲れたと言いながらキッチンへ入っていった。
「仲良しなんだね」
そう夏くんが、はると滉一くんのことを言うと、
「ほんと??そうみえる??」
とはるは身を乗り出して聞いていた。
「んー、でも、ちょっと大変そうだったけどね」
苦笑いを浮かべながら私がそう返すと、
「これも作戦のうちの1つだからね」
と人差し指を立て1のポーズをしながら得意げに言うはる。
「作戦?」
「滉一くんの頭の中を私でいっぱいにするの」
鼻高々にそう言うけれど、頭いっぱいに面倒くさい先輩がいるのは嫌だなぁ…なんて。

