「ちょっと!今は私お客さんなんだからね!にこってして!」
そうはるがお願いすると、固まった表情筋を無理やり動かしているのかすごくぎこちない笑顔を浮かべる滉一くん。
「ていうか、滉一くん今日はシフト早いやつなの?」
「あー、今日は学校休みだったんでフルです。あと、仕事中なんで戻っていいですか」
「まって!注文するから!ねっ2人は何頼む?」
2人の世界からやっとはるが私たちの方を向いた。
「俺コーヒー」
「私レモンティー」
夏くんと私が答えると、はるは「いつもの」と言ってまた滉一くんを困らせていた。

