安心しすぎたせいか、私は膝から崩れ落ちてしまった。 あぁよかった、とりあえず、屋根のあるところで、今夜は眠れるんだ。 生活できるんだ…。 あぁ、なんだか頭がふわふわしてきたな。 そう思った時にはもう倒れていたのかもしれない。 王子がポーカーフェイスを崩して目を見開いたのが見たのを最後に、 私は意識を手放した。