「こんにちは、如月つむぎちゃん?」



突然背後から聞こえた声でびっくりして振り返った。



「誰⁉︎……私?」



なんと目の前にいたのは私そっくりの人物。



ううん、そっくりなんてものじゃない。



声も外見も同じ……でも、なんだか怖い。



「そう。あなたは私、私はあなた」



「ど、どういうこと?」



「私はあなたの闇から作られた存在」



「私の闇……?いったい何を…あ!わかった!これは夢なんだ!じゃないとこんな状況ありえないもん!」



「クスッ……そうね、確かにここは夢の世界。でも、わかってる?先に目覚めた方が如月つむぎの体を手に入れられる」



「え……なに言って…」



「つまり、私が先にこの世界から出ればあんたはずーっとここにいるってこと!…っぷ、あはは!」