「つむぎ、早く帰るよ!」



「うん!それじゃあおじいさん、ありがとうございました!」



「また来なさい」



私達はおじいさんに頭を下げて、校門向かって一直線。



途中、先生の話し声とか聞こえたから、スパイか忍者みたいに隠れながら走った。



結局2人とも見つからないで済んだけど。



あのおじいさん…また会いに行こうかな…。



そう思いながら見上げた夜空は、みたことがないくらいに綺麗だった。