「ジンクス…かね?」



「うん!この鐘の音を聞いた2人は結ばれる…みたいな」



「ああ、そのジンクスならよく知っておるぞ」



少し懐かしむような目をして鐘に手を触れるおじいさん。



やっぱりなんだか不思議…。



「え!詳しく教えて!」



目を輝かせるまゆにニッコリと微笑んで、ゆったりした口調で話し始めた…。