13歳…

「俺さぁ…好きな人できたんだよな」



「え、龍人…好きな人いたの…?」



「いたっつーか、最近できたんだけど…」



「だ、誰?」



「ほら、お前の親友の…」



「まゆのこと?」



「そうそう。だから、応援つーか…いろいろ協力して欲しい…みたいな?」



「う…うん!もちろんいいよ!その恋、実るといいね!」



龍人の一言で親友がライバルになろうとした。



私の中では、焦りと不安と怒りが入り乱れていた。