友情は初恋と引き換えに

☆*:.。. .。.:*☆



ゴーン…ゴーン…ゴーン…



「んっ……寒っ…」



しばらく寝ていた私は大きな鐘の音で目を覚ました。



いつのまにか空は暗くなっていて、空気もかなり冷たい。



「鐘って…確か7時半だよね…?ってことは私、そんなに寝てたの⁉︎」



圭介のことが頭をよぎり、携帯を確認すると…。



「うわっ」



新着メールが10件と不在着信が15件。



「急いで帰らなくちゃ」



そこら中に広がった荷物を1つ1つ手に持ち上げる。