ピロン



「あ、お母さんからだ。車でもう駐車場まで来てるみたい。じゃあ私はここで帰るね!」



「おう、またな」



「うん!また明日!」



私は工藤君に手を振って病室を後にした。



あ、そういえば話終わってなかった。



結局龍人の本心はよくわからないんだよね。



でも、もしかしたら私を気遣ってのことなのかもしれない…。



でも…このままなら、2人は付き合わないんだよね。



それはそれでちょっとホッとするような…。



あーダメダメ!



そんなこと考えるなんて私最低!



なんとかしなくちゃ。



でも…やっぱり…。



はぁ…私はどうしたいんだろう…。