「つむぎ?大丈夫?真っ青だよ?」



「え⁉︎あ、まゆ…。ん…ちょっと気分悪いかも。私、今日は帰るね。2人はこの後も楽しんで」



「じゃあ俺が送っていく。そんな状態で1人で帰れねぇだろ」



「ううん…お母さん呼ぶから大丈夫。……ごめん、また明日!」



私は教室を飛び出した。



ありったけの力で松葉杖を動かした。



あの場にいられなかった。



いる資格がなかった。



私の汚れた心が醜くて。



それなのに…そんな私に2人は優しくしてくれて…。



辛かった。



こんな汚れた自分が大っ嫌い。