「ちょ、ちょ、ちょっと待って⁉︎まゆ達、別に付き合ってないよ⁉︎」



顔を真っ赤にして否定するまゆ。



ん?



いや、え?



「だって舞台で…」



「あれはキス…したけど!俺が靴擦れの痛みに耐えられなくて、倒れかけたのを陶山が支えてくれて……その衝撃に…な?」



龍人も頭を掻きながらめんどくさそうに言った。



あ、そうだ、龍人靴擦れしてたんだっけ…。



「ホントに重さに耐えるの大変だったんだからね〜?」



「悪りぃ悪りぃ」



「そっか…」



なんだ…そういうことなんだ…。



でもキスしたことには変わりないんだよね…。



でも2人が進展できるきっかけになったのなら良かったのかも……。