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「あれ…先生いねぇな」



私をベッドに座らせて周りを見渡す龍人。



確かに保健室には誰もいなくて、私と龍人の2人きりだった。



「つむぎ、ホントにごめんな。………俺、陶山のことしか考えてなくて……ホント最低だよな」



苦笑しながら目線をそらす。



「気にしてないって。まゆはジュリエット役だし、まゆが助かったほうがよかったんだよ」



そうだよ、まゆが怪我するとクラスも困るんだし…しょうがないよ。



「……………」



「ほら、元気出して!龍人がいないとクラス回らないよ?これから修復作業もあるんだし!」