「4人とも大丈夫⁉︎」



すぐさまクラスのみんなが駆け寄ってくる。



でも4人って?



「あ!まゆは…」



まゆの方に目をやると…。



「いったーい!」



呆れ顔で叫んでいるまゆだった。



ちがう、私の目に映ったのはそんなものじゃない。



私の目に映ったのは…私の目に入ったのは…。



「陶山大丈夫か⁉︎」



「私は大丈夫!龍人君こそ!……うそ!工藤君大丈夫⁉︎立てる⁉︎」



「……っ…いや、ちょっときついな」



まゆを守ろるようにして倒れ込む龍人と工藤君だった。