「ねぇ、プレミアルームって?」
「さすが外見のみ女子力高い女……。個室で映画観れんだよ。酒も飲めるし、寝転んでも観れるし」
へぇ……快適。
でもお酒なんか飲んだら、寝ちゃわない?
「……翔、お酒飲んで人の膝枕で寝るつもり?」
ニヤッと立ち上がり、私の左に座りながら右腕を広げてドン!
シートにのせると、すぐにグイッと肩を抱き寄せられる。
ドキッ!
心臓が、魚のように跳ねた気がした。
同時に昨夜のことを思い出して、耳が熱く火照り出す。
「じゃあ、イチャつくか? 暗闇の上に個室だし、経験未熟のエリも安心して楽しめるんじゃね?」
「……バカ」
肩に置かれた腕をブン! どけてやる。
そして速やかにデスクに戻って、パソコンを立ち上げる。
翔は、いつもどおり余裕のクスクス笑いしながら、一つ上のアトリエに戻って行った。
……もしも『うん』って言ったら、どう反応する?
戸惑う顔見てみたい気もするけれど、きっと後の祭になる予感。
スルーが、勝ちよ。
「さすが外見のみ女子力高い女……。個室で映画観れんだよ。酒も飲めるし、寝転んでも観れるし」
へぇ……快適。
でもお酒なんか飲んだら、寝ちゃわない?
「……翔、お酒飲んで人の膝枕で寝るつもり?」
ニヤッと立ち上がり、私の左に座りながら右腕を広げてドン!
シートにのせると、すぐにグイッと肩を抱き寄せられる。
ドキッ!
心臓が、魚のように跳ねた気がした。
同時に昨夜のことを思い出して、耳が熱く火照り出す。
「じゃあ、イチャつくか? 暗闇の上に個室だし、経験未熟のエリも安心して楽しめるんじゃね?」
「……バカ」
肩に置かれた腕をブン! どけてやる。
そして速やかにデスクに戻って、パソコンを立ち上げる。
翔は、いつもどおり余裕のクスクス笑いしながら、一つ上のアトリエに戻って行った。
……もしも『うん』って言ったら、どう反応する?
戸惑う顔見てみたい気もするけれど、きっと後の祭になる予感。
スルーが、勝ちよ。