明日を想う ~アスオモイ~

大人なら、か擦り傷ですんだかもしれない。

まだ小学生にもなっていたかったし、

バランスが悪かったのもあり、

そうとうな重症となった。

そして、記憶をなくしたのは亜輝くんだった。

私のことも何も覚えてなく、ただ痛みに苦しんだ。

それを知った私が自分を責め、

ふとしたときには、記憶が残らなくなった。