きみと歩んだ軌跡



おそるおそるリビングをのぞく。


「あっ、麻尋おねーちゃん。おかえりなさい~。」


顔の筋肉がうごかない麻尋。
...とはちがい、無邪気な笑顔を見せている優衣。


それに続いて、拓実や涼太がひょっこりと顔をのぞかせる。


「麻尋おねーちゃんだぁ!」


「あ、ねーちゃん。おかえり。咲良ならご飯つくって... って、どうしたの?」


麻尋の顔に、首をかしげる涼太。


.........たしか今日は、美波おねーちゃんがバイトで遅くなるはず。


麻尋は、涼太の腕をひっぱり、咲良のいる台所へ行った。