好きになってください、先輩。

「……あの、大丈夫ですか?俺のこと、見えますか?」


ぼ~っと見とれてしまった私に、男の子は心配そうに問いかける。


「……え?……ああ、ごめんなさい!大丈夫です!」


出会ったばかりの人に見とれていたなんて、分かったら恥ずかしい。


慌ててノートを受け取ると、男の子は少しだけ笑った。



……わぁ、笑った顔もやっぱりすごく綺麗……。



「そうですか、なら良かったです。ちゃんと足元を見て歩かなきゃダメですよ?」


「あ、ありがとうございます……」