孤独な優しい元姫



大きい声で叫ぶと愛はこっちを見て
「にゃー」と言って立ってこっちに寄ろうとした時…


プップーーー


「愛!」


叫んだらもう遅かった…


ドンッ!


え…………


「あ………ぃ…?」


フラフラな足で血を流して倒れてる愛の側まで行き、愛の体を揺らした


「愛?嘘でしょ?寝てるだけだよね?」


何度揺すっても起きない愛…


「……いや……いやぁぁぁぁぁ!」


「「「飛華梨!」」」


佑くん、龍くん、沙耶ちゃんが私の所まで走って来た


「昨日ずっと一緒に居るって言ったら"にゃー"って鳴いたじゃん!ねぇ?愛、にゃーって鳴いて?ねぇ!ねぇ!」


愛の冷えた体を抱き締めた。制服に血が付いても気にしない


「お母さん!お父さん!飛華流!お願いだから…お願いだから…愛を、愛を連れて行かないで!」


空に向かって大きい声で言った


「「飛華梨!落ち着け!」」


「そうよ!」