すると雪は、なに言ってんだこいつ?とでも言わんばかりの表情をした。


雪「私が間に合って、あんたが遅刻したら私がなんか申し訳ない気持ちになるのよ!」


賢治「そんな事言っても、マジ余裕で遅刻するぞ! それに俺たちも2年生だし内申下げる訳にもいかないだろ」


うっ…と雪は唸った。

雪は成績は中の下で、お世辞にも頭が良いとは言えない感じだった。

成績も下なのに内申も下げる訳にはいかない…
雪は考えを改めた。


雪「わかった、じゃあ先に行ってる。
賢治もなるべく遅刻しないようにね。」


そう言うと、雪は手を振りながら学校へ向けて全速力で走った。


賢治「走り過ぎて転けるなよー!!」


走る雪に向けて大声を出した賢治だった。