すると先輩はあたしに耳打ちする。 「あんなの気にしなくていいから。俺が必ず守る」 耳元でそう囁く先輩。 「あと慣れないならまだ『先輩』でいいよ。何かされたら絶対相談しろよな」 甘くて優しいくすぐるような声に 涙が出そうになった。