「校長先生の話とか長かったねー」 「あたしの苗字、藍原だから探すの楽だったよー♪」 「あたし、英鈴小出身なの。佐倉小って少ないよね!」 口ベタな私と違って、藍原さんはよく話す子だった。 おかげで、会話もはずみ、すっごく助かった。 「神崎さんって家どっちの方?」 あんなに緊張していたのに、もう帰りの時間だった。 「あっちの方・・・ 藍原さんは?」 「あっ!一緒じゃん♪ 一緒に帰ろうっ!」 藍原さんって、明るくて人懐っこい人なんだな。 それが、私の雪紀に対する第一印象だった。